お花を長持ちさせましょう。
〜切り花を長持ちさせるには〜

花の持ち方

花を買って帰宅したら、なるべくすぐに包みをほどき下の方の葉をとってください。 そのとき、花首をもたないように茎の下の方を持つようにします。

水きりをしましょう

地面から切り取られる前の植物は、根から根圧で水分を吸い上げています。それに対して切り花の場合は、根が切り取られて無いわけですから、代わりに茎の切り口が根の役割をすることになります。

1）一般的な方法（カーネーション、チューリップ、ユリ、スイセン、スイートピーなど）
水中に茎を入れ2センチ位を必ず斜めに切ってください。斜めに切ることで導管の組織面積が大きくなり水が吸い上がりやすくなります。また、水中で切ることにより切り口から空気が入るのを防ぎます。ひどく弱っている花の場合（特にバラなど）、水切り後に新聞紙で花先までスッポリ包み、茎が半分以上水につかるようにして、そのまま1〜2時間置いておくのがコツです。

2）熱湯で煮るか、浸ける方法（バラ、菊、ダリア、ストック、カスミソウなど）
茎を5〜10センチほど出し、沸騰したお湯に茎を入れて1分ほど浸けます。殺菌効果があり水揚げを促進させます。花や葉に蒸気が当たらないように気をつけてください。容器にお湯を入れて20〜30分くらい浸けてから、水に浸ける方法もあります。

葉を少なくします

水切りの処理をしたら、さらに水あげをよくするために葉を少なくします。スポンジにさした時、葉が下についているとあとでさす花の邪魔にもなります。茎の途中に傷をつけるとそこから痛んできますので、取扱いには十分注意しましょう。

水替え

いつもきれいな水を使い花瓶の中を清潔にしましょう。できば毎日新しい水に交換します。その都度水切りをするのがベストです。

その他

直射日光や冷暖房の風が直接当たらない涼しい場所に置きます。花は風にあたると痛むことを忘れないでください。夏、または暖房している部屋では乾燥しやすいので、水分をスプレーで霧状にして与えてください。